ゆめマート&サンデーnews|ポップアップストアのプラットフォーム活用
イズミグループの(株)ゆめマート北九州(福岡県北九州市、井上宏春社長)および、(株)サンデー(青森県八戸市、川村暢朗社長)は、ポップアップストア誘致の業務効率化を図るため、ポップアップストアの出店プラットフォーム「SHOPCOUNTER(ショップカウンター)」の活用を開始した。
「SHOPCOUNTER」は、(株)COUNTERWORKS(東京都目黒区、三瓶直樹CEO)が開発した、ポップアップストア・催事・展示会などの出店・出展場所の予約がオンライン上でできるプラットフォーム。ショッピングモール、スーパーマーケット、百貨店、商店街、駅ナカ、オフィスビル、撮影スタジオ、展示会場などさまざまな商業スペースを検索し、予約できる。9月末時点で5万近くのテナントが利用し、その業種の幅はアパレル、雑貨、食、生活サービスなど多岐にわたる。
COUNTERWORKSは、スーパーマーケットやホームセンターなどの大型小売店に対し、「SHOPCOUNTER」のアカウント運用を代行することでテナント誘致に関連したさまざまな付帯業務をサポートする「マネージドプラン」の提供を開始した。マネージドプランは、「SHOPCOUNTER」へのスペース登録などの初期設定のほか、リーシングに関わる社内外とのコミュニケーション、具体的には、テナントとの商談管理、スケジュール調整、審査、契約、請求などの事務作業をすべて「SHOPCOUNTER」で一本化した上、効率的なオペレーション体制の構築を代行する。これにより、導入企業はリーシング業務を大幅に省力化しながら、「SHOPCOUNTER」に登録する約5万件にものぼる、これまで接点のなかった新規テナントへの誘致を強化できる。
ゆめマート北九州が運営するスーパーマーケット「ゆめマート北九州」と、サンデーが運営するホームセンター「サンデー」で、この「マネージドプラン」を導入した。
コロナ禍を経てオフライン消費が活況になるなか、ポップアップストアなどの短期出店ニーズは拡大傾向にあり、「SHOPCOUNTER」でも成約件数が前年比3倍になるなど、出店形態のひとつとして定着しつつある。また、多くのスーパーマーケットやホームセンターでも、来店動機の高い魅力的な商業施設を運営するため、遊休スペースを活用したポップアップストアを積極的に行っている。
ただし、そのような、ポップアップストアの開催需要の増加と出店期間の短期化に伴い、大型小売店では、出店者募集に関わるコミュニケーションや管理面でのさまざまな付帯業務が大きな負荷となっている。そこで大型小売店は「SHOPCOUNTER」を活用することにより、テナント誘致に関連するさまざまな付帯業務のサポートサービスを利用することができる。