ローソンnews|東北初・青森県3店舗でアバター接客導入の実証実験7/1開始
(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社社長)は7月1日(火)から、、アバター事業を手掛けるAVITA(株)(東京都目黒区、石黒浩社長CEO)と協業し、デジタル技術を活用したアバターを青森県内のローソン3店舗に導入し、本格展開に向けた実証実験を開始した。アバターの導入は東北地区の店舗では初となる。
今回の実証実験は、人口減少率が全国でも2番目に高く、人手不足が課題となっている青森県の店舗で行う。アバター導入により、削減される店舗従業員のレジ業務に関わる時間で、まちかど厨房やファストフードの作成など売り場に関わる業務を行い、魅力的な売り場づくりを行うことを目的としている。
今回アバターを導入する店舗は以下の3店舗。
ローソン十和田池ノ平店(青森県十和田市大字大沢田字池ノ平116-3)
ローソン三沢美野原店(青森県三沢市美野原2-22-21)
ローソン三沢下久保店(青森県三沢市下久保3-1-10)
アバターオペレーターは、店内に設置されたモニターに投影されるアバターを通じて顧客とコミュニケーションをとり、接客を行う。オペレーターは、自宅などからリモートで勤務し、店内の案内や、セルフレジの使い方などを説明する。
アバターの導入で「時間」や「場所」、「年齢」や「性別」、「さまざまな障害」という制約の無い働き方が可能となる。また、1人のオペレーターが複数の店舗を担当することで、効率的な人員配置による人手不足の対策が行える。
これまでのアバター導入による実証実験では、セルフレジ利用率は15%以上向上し、店舗従業員のレジ業務に関わる時間は1店舗あたり平均約1.5時間以上削減できている。
アバター接客の導入店舗は、2025年6月30日時点で6都府県(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、大阪府、香川県)で28店舗。またローソンのアバターオペレーターは、2025年6月時点で約80名おり、国内では21都道府県、国外ではスウェーデンから勤務しているオペレーターもいる。