サムズクラブnews|オンライン販売の即日配達地域を全米350店に拡大

サムズクラブは、オンライン販売商品の即日配達区域を10月末までに全米350店舗に拡大すると発表した。

サムズクラブは、ウォルマートのメンバーシップホールセールクラブである。2018年1月期決算で、売上高は592億ドル(3.2%増)、営業利益1億ドル(41.2%減)。店舗数597店。

同社は今年2月に、オンデマンドで買物代行と宅配サービスをするインスタカートと提携して、テキサス州オースティン、ダラス・フォートワース、ミズーリ州セントルイスで当日宅配サービスを既に開始している。

インスタカートは、「パーソナルショッパー」と呼ばれるスタッフがスーパーマーケットなどで買い物を代行し、最短1時間で顧客に届けるサービスを展開する。

今回の配達地域の拡大は、ホリデーシーズンのギフト需要を見据えた施策である。サムズクラブの会員は、食料品に加えて、ギフト用品や小型家電品などを最短1時間で配達してもらえる。

新たに拡大される地域は1000以上のジップコード(郵便番号)、100以上の店舗、90の新地域で、ニュージャージー州、インディアナポリス、ヒューストンなどが含まれる。

この拡大地域では、サムズクラブの会員でなくてもインスタカートのサイトでオンライン注文が可能になる。会員の場合はさらに廉価な会員特別価格で利用できる。

サムズクラブのザキン・パドワル(Sachin Padwal)プロダクトマネジメント担当副社長のコメント。
「このサービスは、当社会員に大変好評です。このホリデーシーズンにより多くの会員にこのサービスを利用してもらいたいと考えて、この決断をしました」

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