ウェグマンズnews|デリのデリバリー「Wegmans 2GO」テスト開始
米国のウェグマンズ(Wegmans Food Market)がフードサービスデリのモバイルオーダーのテスト始めた。ニューヨーク州ロチェスターにある本部の近郊のピッツフォード(Pittsford)店で、「Wegmans 2GO(ウェグマンズツーゴー)」というアイフォン用アプリを用意して、ホットピザ、チキンウィング、サンドイッチ、サラダなどを提供する。
アプリからの注文品の受け取りはデリバリーとピックアップがある。デリバリーはウェグマンズのスタッフか提携しているインスタカートが、顧客の自宅や指定する場所まで運ぶ。ピックアップは、フードサービス部門のウェグマンズ2ゴー専用エリアか、ウェグマンズとウェグマンズ運営のバーガーバー(Burger Bar)の間にある駐車場のピックアップエリアを利用する。
配達対象エリアはピッツフォード店から5マイル(8キロメートル)圏内だ。配達の場合は20ドル以上の注文が必要で、配達手数料は一律で10ドルかかる。ピックアップの場合は最低注文金額などの条件はない。
サンドイッチの注文をアプリで事前に済ませ、店頭でピッアップできればレジ待ちの必要がない。お客にとっては便利だし、店舗側もピークタイム時のオペレーションの平準化が図れる。
ピッツフォード店のテストを経て、いずれ水平展開されるのだろう。ウェグマンズは2017年段階で96店舗で86億8000万ドル(100円換算で8680億円)を売り上げる。その売上げを牽引しているのが、ミールソリューションやグロサラントの先駆けとなっているフードサービス部門である。ウェグマンズも常に進化している。