CVSヘルスnews|ベンチャー企業と提携して歯列矯正サービス導入

CVSヘルスは、スマイルダイレクトクラブと提携して、店舗で透明の歯列矯正用のブリッジを注文できるよう実証実験を始めた。

スマイルダイレクトクラブは、2014年に創業されたベンチャー企業。オンラインで、歯列矯正用のキットを販売している。

CVSヘルスは6店舗のドラッグストアに「スマイルショップ・エクスプレス」を設置した。顧客は、そこで3Dのスキャナーを使って自分の歯並びをスキャンし、歯列矯正用の透明ブリッジを注文する。

CVSは、既に百貨店のメイシーズとともに、スマイルダイレクトのセルフサービス・キットの販売をしているが、このスマイルショップ・エクスプレスによって顧客の認知度がさらに高まることを期待している。

アメリカでは、ほとんどの人が歯列矯正をしており、小学生・中学生で矯正を始める。通常は、矯正歯科に毎月通い、費用も5000ドル以上かかる。それに比べて、スマイルダイレクトのキットを使えば2000ドル以下でできる。

業界先駆者であるインビスアラインが透明ブリッジの特許を持っていたが、2017年10月に失効し、かなりの数の競合が現れた。スマイルダイレクトクラブはその大手の1社だが、急成長している。

一方、ウォルグリーンは、フロリダ州のプラッカの店舗に「アスペン・デンタル・オフィス」を開設しており、第2四半期には、もう1カ所追加される計画である。

こちらは通常の歯科医のサテライト・オフィスだが、薬局に設置されることで、顧客の来店動機につながる。この地域はシニア人口が多く、最近、国の高齢者保険を補足するメディケア・アドバンテージの歯科保険を持つ消費者が増えているため、ウォルグリーンでは歯科医の需要が高いと予測している。

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