アマゾンnews| ‘19年末ロサンゼルスにスーパーマーケット新規出店 

アマゾン・ドット・コムが米国内の主要都市に数十のスーパーマーケットを開業する計画だと、米紙ウォールストリート ジャーナル(The Wall Street Journal)が報じている。

1号店はロサンゼルスで、早ければ ‘19年末にオープンする見通しだ。そのほかにも2カ所で店舗のリース契約を結んでおり、来年初頭の開店を目指すという。

計画中のスーパーマーケットは、アマゾン傘下のホールフーズマーケットと直接競合しないよう、大衆的で求めやすい売価で商品を提供すると予想される。

アマゾンと競合するウォルマートは、食料品のオンライン販売や店舗ピックアップを拡大しており、顧客の利用も増えている。これに対抗するため、アマゾンもホールフーズマーケットの一部の店舗を使って店舗ピックアップを始めている。しかし、店舗数ではウォルマートが米国内に約5400店で、10倍以上も多く、顧客の利便性では相当優っている。

アマゾンは、サンフランシスコ、シアトル、シカゴ、ワシントンDC、フィラデルフィアなどの都市にすでに店舗網をもつスーパーマーケットチェーンの買収の可能性もある。同社は、この報道にコメントしておらず、確認はされていない。

食料品は、その購入頻度が高く、店舗での購入率も高い。ホールフーズマーケットだけでは一部の市場しか取り込めない。アマゾンの戦略として、さらなるスケールを求めることは容易に想像できる。

一方でアマゾンは、プライム会員に対して配達日を指定できる「アマゾン・デー」を導入した。同社は2030年までに配達による二酸化炭素の排出を50%減らし、最終的にはゼロにするという目標を持っているが、「アマゾン・デー」はその目標に到達するための一策である。顧客は、配達日を決めることで受け取り回数を減らすことができる。急ぐときは、適用商品であれば無料の翌日配達や即日配達を選べる。

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