アマゾンnews|マンハッタンに12店舗目の「アマゾン・ゴー」開店

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、ジェフ・ベゾスCEO)は、5月7日、ニューヨーク1号店目となる「アマゾン・ゴー」を開店した。全米では12店舗目。

ロウアー・マンハッタンにある「ブルックフィールド プレイス」2階への出店だ。ブルックフィールド プレイスはワンワールドトレードセンターに隣接しており、1階にはフランス版イータリー「ル・ディストリクト」をはじめ、ルイ ヴィトンやグッチなどのハイブランドも出店する人気のショッピングセンター。

アマゾン・ゴーの店舗面積は約118㎡(36坪)。

通常のコンビニエンス商品に加えて、アマゾンのミール・キット、地元で人気の「マグノリア・ベーカリー」のカップケーキ、「ヘイル&ハーティ・スープ」のスープ、「エッサ ベーグル」のベーグルなども在庫している。

これまでのアマゾン・ゴーはキャッシャーレス店舗で、お客はスマートフォンにダウンロードした専用アプリのQRコードをかざして入店する。ニューヨーク1号店では現金での支払いにも対応しているため、店のエントランスに常駐するグリーター(案内係)が現金払いのお客を入店させる。

アマゾン・ゴーの店舗入り口に常駐するグリーター

支払いは店内にいる専門のスタッフが端末を使って対応する。スタッフは、釣り銭用の現金も携帯していて、ペーパーレシートも渡してくれる。

キャッシャーレス店舗は、クレジットカードを持たない840万世帯の消費者に対する差別だとして、キャッシュレス化を禁止する動きも出ている。フィラデルフィア市やニュージャージー州では現金受領を法で義務付けている。ニューヨーク市やサンフランシスコ市、シカゴ市、ワシントンDCでも同様の条例制定を検討しており、この店舗はその準備も兼ねているとみられる。

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