米国ランキングnews|’19食品小売業ランキング発表/マイヤーが躍進7位へ

米国『プログレッシブ・グローサー』誌が2019年の食品小売業売上高ランキングを発表した。食品を販売している総合スーパーやスーパーマーケットの企業を売上高順位によってランク付けしたものだ。

1位 ウォルマート(昨年1位、以下同じ)
2位 クローガー(2位)
3位 アルバートソン(3位)
4位 アホールド・デレーズ(4位)
5位 パブリックス(5位)
6位 H-E-B(6位)
7位 マイヤー(12位)
8位 ウェイクファーム(ボランタリーチェーンのショップライト)(7位)
9位 アルディ(9位)
10位 アマゾン傘下のホールフーズ・マーケット(8位)

断トツトップのウォルマートは別格。スーパーマーケットのナショナルチェーンでは第1位のクローガーがこれまた好調で2位、セーフウェイと統合したアルバートソンが3位。そしてオランダのロイヤルアホールドとベルギーのデレーズが経営統合したアホールド・デレーズが4位。

5位のパブリックスはフロリダを中心として東南部のリージョナルチェーン、6位のH-E-Bはテキサス州のローカルチェーンだ。

躍進したのがシカゴを中心にしたマイヤーで昨年の12位から7位に躍り出た。ウォルマートスーパーセンターと同じ業態を展開する。

8位のウェイクファームはボランタリーチェーンで、ニューヨーク州やニュージャージー州で「ショップライト」のバナーで店舗展開する。

そしてドイツから上陸したアルディが9位、アマゾン傘下となったホールフーズが10位だ。

この後のランキング

11位 トレーダー・ジョー
12位 ハイ・ヴィー
13位 サウスイースタン・グロサー
14位 ジャイアント・イーグル
15位 ターゲット
16位 ウェグマンズ
17位 ウィンコフーズ。

ホールフーズやトレーダー・ジョーが10位、11位に上がってきたのは感慨深いことだし、ウェグマンズが16位にいる。

さらにスプラウツファーマーズマーケットは22位にランキングされて、322店舗まで店数を増やしてきた。

マーケットリーダーがウォルマート、マーケットチャレンジャーがクローガー。そしてマーケットニッチャーのホールフーズやトレーダー・ジョー、ウェグマンズやスプラウツも、ランキングの上位に食い込んできた。平凡で「特徴のないのが特徴」などというノンポジショニング・チェーンはどんどん消えてなくなるのがアメリカ小売業の競争である。

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