クローガーnews|世界最大級のフルフィルメントセンターに着工/’21春稼働
米国スーパーマーケット第1位企業のクローガー(オハイオ州シンシナティ、ロドニー・マクマレンCEO)は、6月12日、英国のeコマース企業「オカド」との提携によって進められている、フルフィルメントセンター(Fulfillment Center)の建設工事をオハイオ州モンローで着工したと発表した。
総工費5500万ドル(1ドル100円換算で55億円)、33万5000平方フィート(約9441坪)の広さを持つこの施設は2021年春には稼働する予定だ。
同社のフルフィルメントセンターは、フロリダ州中部と大西洋岸中部の2カ所での建設がすでに内定している。「Fulfill」は「満たす、果たす、全うする」といった意味で、その名詞形がFulfillment。そのFulfillment Centerは一般には「通信販売業における、商品の管理・ピッキング・配送などの拠点」のことだが、もともとアマゾンが使っていた用語だ。クローガーは将来的には国内に20カ所のフルフィルメントセンターを建設する計画だ。これはそれだけクローガーのeコマースが全国化して、拡大することを意味している。
ロドニー・マクマレンCEOは次のように述べている。
「オカドとの提携によって、米国に革新的なeコマース、フルフィルメント、ロジスティクス技術が導入され、顧客はこれまで以上に早く新鮮な食品を入手できるようになります。われわれはいつでもどこでも何でも提供できるようになります」
クローガーとオカドは、オカドの革新的な技術を米国に広めるため、2018年5月に提携している。