トイザらスnews|「トゥルー・キッズ」名で今年中に6店舗(253坪)開設
米国の「トイザらス」は、今年末までに6店舗をオープンし、eコマースのサイトも新設する予定であると報じられている。
トイザらスは約350億円に上る負債を抱え、アメリカ国内事業の継続を断念して、2018年3月15日に全店舗を閉鎖した。
■今年開店予定の「トイザらス」(ブルームバーグより)
トイザらスの元幹部の1人だったリチャード・バリー(Richard Barry)は、新会社「トゥルー・キッズ・インク(Tru Kids Inc.)」のCEOに就任した。この会社は、米国国外のライセンスとともにトイザらスの商標の権利を持っている。
新しい店舗は、約9290平方フィート(253坪)の広さで、元のトイザらス店舗の3分の1ほどの面積だが、子どもたちが遊べるスペースを用意するなど、体験型の店舗づくりを目指す。売場の在庫商品は、実際に販売されるまで、玩具メーカーが所有権を維持する。日本では「売上げ仕入れ」あるいは「消化仕入れ」と呼ばれるビジネスモデル(consignment inventory model)で運営される。これは小売業にとってキャッシュフローが安定するという効果がある。
ただし、この情報は公表されておらず、トゥルー・キッズ・インクの広報担当者は何もコメントしていない。
玩具メーカーの1社である「MGAエンターテインメント社」は、この新しい小売業を支持しており、トイザらス店舗に商品を供給すると表明している。同社のアイザック・ラリアンCEOは、「玩具小売業界は玩具の専門店チェーンを絶対に必要としている」とコメントしている。