アマゾンnews|注文品のピックアップカウンターをライトエイドに設置

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、ジェフ・ベゾスCEO)は、オンラインで注文した商品を、ドラッグストアチェーンのライトエイド (Rite Aid)でピックアップできるサービスを6月27日から開始した。

「アマゾン ハブ カウンター」と呼ばれるカウンターをライトエイドの店舗に設置し、そこで顧客に商品を手渡す。このサービスは無料で、だれでも利用できる。当初は100店舗ほどの予定だが、将来的には店舗数を増やしていく。アマゾンは、他の小売業とも提携して、今年末までにはピックアップ拠点を1500カ所ほどに拡大する計画だ。

〈写真:ビジネスワイヤ〉

アマゾンが小売業者と提携してピックアップサービスをするのは米国国内ではこれがはじめて。欧州ではこのサービスは先月から開始されていて、英国では衣料品チェーンの「Next」と、イタリアでは「Giunti Al Punto Librerie」、「Fermopoint」、「SisalPay」などと提携している。これまでのところ、このサービスは小売店舗の来客数増加に貢献しているようだ。

アマゾン ハブのワールドワイド ディレクターであるパトリック・スープンク(Patrick Supanc)は、「アマゾンは、顧客のために常に革新的で便利な商品配達方法を模索しています。『カウンター』によって、成長し続ける物流ネットワークを活用し、新しくて使いやすい技術に投資して、柔軟性と管理に根ざしたもう一つの配信オプションを顧客に提供できるようになりました。全米チェーンのライトエイドと提携できることに興奮しています。将来的には、地元企業も顧客に素晴らしい買物経験を提供できるようになるでしょう」と述べている。

アマゾンは、傘下のホールフーズマーケットに加え、7-イレブン、アルバートソンズ、ゲームストップ、スタイン・マートに「アマゾン ロッカー」を設置している。コールズ百貨店では、アマゾン・ドット・コムのサイトで買った商品の返品を7月から全店舗で受け付けることを決定した。

アマゾンは、今年後半にお手ごろ価格の商品を扱うグロサリー・チェーンを創業すると噂されていたが、今のところ開店のニュースは無い。新しい店舗チェーンの開発より、既存の店舗チェーンと提携するほうがコスト的にもはるかに合理的だと思われる。

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