ロウズnews|第2Qは売上高2.1兆円・2.2%増/純利益10.3%増と好調
全米第2位のホームセンターのロウズ(ノースカロライナ州ムーアズビル、マーヴィン・R・エリソンCEO)が8月2日で終了した第2四半期の決算を発表した。
売上高は、前年同期比0.5%増の209億9200万ドル(1ドル100円換算で2兆0992億円)、営業利益は10.3%増の23億8100万ドル(2381億円)、純利益は10.3%増の16億7600万ドル(1676億円)の増収増益だ。1株当たりの利益も15.1%増の2.14ドル。
既存店の売上高は3.2%増加した。
同社のマーヴィン・R・エリソンCEOは、「好調な春の需要と季節イベントの実施によって、ペンキ、プロ・ビジネスなどを中心に好業績を上げることができました。木材のデフレと悪天候にも関わらず、国内15のすべての地域で既存店売上高を増加させることができたことをうれしく思います。今後も引き続き改革を進め、長期的な成長と利益を上げていきます」と述べている。
〈マーヴィン・R・エリソンCEO〉
ロウズの今期の売上高は予想以上。既存店売上高の増加率(3.2%)はライバルであるホーム・デポ(3.0%)を上回った。
不採算部門だったオーチャード・サプライ・ハードウェア部門や店舗の閉鎖を行ったロウズは、成長路線に返り咲いていると言われ、株価も上がっている。ただ、ホーム・デポと同じく、住宅市場や中国に対する関税増額の影響など未知数の部分が多いのは変わらない。
8月2日時点で2003店舗を米国とカナダで展開している。
来期は、売上高で約2%、既存店売上高で約3%のプラスを、1株当たりの利益で5.54~5.74ドルを見込む。