アホールド・デレーズnews|子会社でレジ無し店舗の実証実験を開始

アホールド・デレーズUSAは、傘下のサービス部門を担う子会社「リテール・ビジネス・サービス(Retail Business Services:RBS)」でレジ無し小型店舗の実証実験を11月から始めている。

実験が行われているのはマサチューセッツ州クインシーにあるRBS本社のカフェテリア。店舗の一角に「ランチボックス」と呼ばれるレジ無しのコンビニエンスストアを設けた。

RBS社はこのプロジェクトのために、デジタル・ソリューション・プロバイダーのUST Globalと提携し、レジを通らずに商品を購入できるシステムを共同で開発した。このシステムでは、既存のIntelベースのPOSシステムを使用するので、6週間でセットアップが可能である。そのため、コストを抑えることができる。

顧客はあらかじめ専用アプリをダウンロードしておき、出入口に設置されたセキュリティゲートでアプリを起動させ、スマートフォンをかざして入店する。そして、買いたい商品を持ってそのゲートから出ればよい。商品代金はアプリに登録したペイパルやアップルペイ、グーグルペイなどで自動的に決済される。

取り扱う商品は、サラダ、新鮮な果物、飲料、スナック、電子レンジで温められる惣菜などで、営業時間は24時間。

実証実験の期間は未定だが、2020年にはRBS社の他のオフィスにもランチボックスを設置する予定だ。アホールド・デレーズは今年9月、本拠地のオランダでも、従業員専用のレジ無しコンビニ「AH To Go」の運営実験を始めている。

アホールド・デレーズはオランダのロイヤル・アホールドとベルギーのデレーズが2015年に統合した小売業のコングロマリットだ。ヨーロッパとアメリカにチェーン網を築く。そのアメリカの企業は、それぞれアホールドUSAとデレーズ・アメリカだったが、本体の統合とともに、アメリカの子会社同士も経営統合して、アホールド・デレーズUSAとなった。米国内に「フードライオン」「ストップ&ショップ」「ジャイアント・フード」「ハナフォード」などの食品スーパーマーケットを展開している。

RBS社は、顧客が自分で商品のバーコードを読み取ることができるスマホアプリ「スキャン・イット・モバイル(SCAN IT! Mobile)」を開発した。このアプリを利用すれば、専用レジを通るだけで支払いが完了する。アホールド・デレーズUSAは、傘下の「ストップ&ショップ」30店舗に導入すると発表している。

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