クローガーnews|ウォルグリーンと合弁会社設立/商品の共同仕入れで協業

米国最大のスーパーマーケット企業であるクローガー(オハイオ州シンシナティ、ロドニー・マクマレンCEO)は12月11日、米国ドラッグストア第1位のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(イリノイ州ディアフィールド、ステファーノ・ペッシーナCEO兼副会長)と商品の仕入れなどで提携し、さらに協力を深めていくと発表した。

クローガーは食料品の、ウォルグリーンはヘルス&ビューティーのノウハウをそれぞれ提供し、協同で商品を仕入れるための合弁会社「リテール・プロキュアメント・アライアンス(Retail Procurement Alliance)」を新たに設立する。

加工食品や日用品など両社が共通して扱う商品について、共同で仕入れることによって調達コストの削減を図る。また、それぞれのプライベートブランド(PB)商品についても、共同で調達することを視野に入れる。

両社は2018年10月、ウォルグリーンの店舗内で「クローガー・エクスプレス(Kroger express)」と名付けたインショップを展開する実証実験を始めた。

ケンタッキー州北部にあるウォルグリーンの13店舗において、クローガーのPB商品「シンプルトゥルース」やミールキット「ホームシェフ・エクスプレス」をはじめ、野菜、精肉、日配品、冷凍食品などの販売を開始した。さらに2019年8月にはテネシー州のウォルグリーン35店舗にも拡大している。

クローガー・エクスプレスを設置した店舗では、クローガーのECサイトで注文した商品をピックアップすることができる。一方で、テネシー州にあるクローガーの17店舗では、ウォルグリーンの化粧品や日用品などのPB商品を取り扱っている。

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