ウォルマートnews|オンライン注文品のピッキングにロボット導入
ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は 1月8日、オンライン注文の食料品をより迅速に効率的にピッキングする「アルファボット(Alphabot)」と呼ばれるロボットを導入したと発表した。
〈スーパーセンターで稼働するアルファボット〉
アルファボットはスタートアップ企業「アラート・イノベーション(Alert Innovation)」がウォルマート専用に開発した。 ニューハンプシャー州セーラムの2万平方フィートのスーパーセンターに、自動ピックアップシステムの一部として導入されている。
アルファボットは自律型カートを使用して、オンラインで注文された常温、冷蔵、冷凍の商品を自動的に集め、社員のいるワーク・ステーションに送る。社員は、商品を確認し、袋詰めを行い、配達またはピックアップに備える。
これまで店内でオンライン注文の食料品をピッキングしていた社員は、引き続き農産物や生鮮商品のピッキングを続ける。
アルファボットのシステムでは、人間の10倍もの速さで注文品をピッキングできると推定されている。食料品のオンラインサービスの需要が高まるなか、注文の処理能力を急速に拡大することができる。
ウォルマートはアルファボットを導入したシステムを2019年半ばからテストしており、今後も社員と顧客からのフィードバックを確認しつつ、他店舗への拡大を検討する。