ロウズnews|顧客のプロ業者をバーチャル・ツールで支援

全米第2位ホームセンターのロウズ(ノースカロライナ州ムーアズビル、マーヴィン・R・エリソンCEO) は5月20日、COVID-19感染拡大によって影響を受けた地域の小規模業者を支援するために、2500万ドル(1ドル100円換算で25億円)の助成金を拠出すると発表していたが、まず手始めに、同社のプロ顧客(住宅改修小売業者)に対してバーチャル・ツールの提供を始める。

このサービスは、ストリーム社が開発したジョブサイトのビデオ・チャット・サービスを利用する。

家の修理や改装をするには、事前に顧客の自宅を訪問して見積もりを出すのが一般的だ。しかし、COVID-19が蔓延する環境では顧客の家を訪問するのは難しい。そこで、ビデオ・チャット・サービスを使って、顧客と情報を交換する。必要な情報がオンラインで得られるため、時間と人件費が節約できる。

通常、この家屋訪問は無料の見積もり前に行われるため、結果的には修理サービス費用の一部となる。改修業者はストリーム社のこのツールを使うことで、経費を削減することができる。顧客にとっても待ち時間が節約できるというメリットがある。このサービスは、月額約20ドルが業者の負担となるが、ロウズがこの費用を今年10月末まで負担する。

同社はプロ顧客のために、プロズ・ロイヤルティー・プログラム、ロウズ・ビジネス・アカウント、ジョブサイトへの配達など、この他にもさまざまなサービスを提供している。

コロナ禍で、他人の訪問を嫌がる消費者も多く、このようなバーチャルなサービスの利用が増えている。

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