ス―・ラ・ターブルnews|連邦破産法11条申請/112店中56店閉鎖

ハイグレードなキッチン用品を販売するス―・ラ・ターブル(ワシントン州シアトル、ジェイソン・ゴールドバーガーCEO)が7月8日、アメリカ連邦破産法11条(チャプターイレブン、日本の民事再生法に相当)を申請した。現在展開する112店舗のうち56店舗を閉鎖し、企業売却も検討中だ。

ニューヨークに本拠を置くフォートレス・インベストメント・グループが優先買収交渉に合意していると言われている。倒産申請書類によると資産1億ドル、負債額5億ドルと推定されている。2週間前、本社社員の5分の1に当たる27人を解雇したばかりだった。

同社はCOVID-19パンデミックによって、3月20日から店舗を閉鎖していた。オンライン販売は急増したが、経営状況は悪化した。残った店舗は今後も運営され、人気のあった料理教室は一部の店舗およびオンラインで継続される。


ス―・ラ・ターブルの料理教室(同社ホームぺージより)

同社は1972年、シアトルのパイクス・プレース・マーケットに1号店をオープンした。その後、全米各地に店舗網を拡大し、2018年10月には32州に184店舗を展開する企業に成長した。だが、2011年9月にバーレーン王国の投資会社インベストコープに買収されている。

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