ウォルマートの “site to store self-service”
ウォルマート・ドット・コムのコーナーを入り口付近にせり出してきた。
従来は7000坪の店舗奥主通路沿いの家電売り場の隣にあった。
そしてそのウォルマート・ドット・コムの前面にsite to storeの看板。
顧客がウォルマートのインターネットで商品を購買する。
買った商品はこのコーナーの対面で引き渡される。
しかしその対面の煩わしさを払しょくする仕組みとして、ロッカーが設置された。
ロッカーの場所は店舗中央のレジのうしろの壁面。
名づけて「site to store self-service」。
ネット販売商品のセルフサービス。
顧客がネットで購買し、「ロッカー引き渡し」を選択すると、暗証番号が通知される。
来店して、ロッカーの端末パネルにその暗証番号を入力する。
すると、ロッカーの鍵が開いて、商品をとり出し、持ち帰ることができる。
日本ではネット商品は宅急便で届けられることが多い。
あるいはコンビニ店頭カウンターでの引き渡し。
アメリカはコンビニが日本ほど発達していないので、ウォルマートがその役割を果たす。
週末に2億人が訪れるウォルマート。
だからロッカーの設置は、便利な仕組みといえる。
オンライン・トゥ・オフラインに「site to store self-seivice」が加わった。
便利さは多様である必要がある。
「ネット上の買い物と従来型店舗の融合だ」。
ウォルマート・イノベーションズのジェフ・マカリスター上級副社長は発言している。