シップトnews|会費制に加えて「1回につき10ドルの配達料」も選択肢に
ターゲット傘下の配達サービス会社であるシップト(Shipt:アラバマ州バーミンガム、ケリー・カルーソCEO)は8月21日、これまでの年会費制・月会費制に加えて1回ごとに配達料を徴収する選択肢を用意すると発表した。
これまでの制度では99ドルの年会費か14ドルの月会費を支払った顧客は、その期間中、35ドル以上の買物をすれば無制限に配達サービスを受けることができるというものだ。
今後はこのサービスに加えて1回ごとに配達料を徴収する選択肢を用意する。35ドル以上の購入条件は変わらないが、1回の配達料は10ドルとなる。3回分の配達で27ドル(1回当たり9ドル)、5回分の配達で40ドル(1回当たり8ドル)という割引パスもある。年次会員・月次会員への移行はいつでも可能だ。
今年初めにこの新しい料金制度をテスト運用したところ、好評で、新規顧客が25%増加した。そこで、全米での導入に踏み切った。
ターゲットの即日配達サービスはシップトが全面的に担っている。ターゲットでは上半期のオンライン注文の急増によって即日配達サービスのニーズも高まった。
シップトの他の顧客であるCVSヘルス、H-E-B、マイヤー、オフィス・デポ/オフィスマックス、ペトコ、ス―・ラ・ターブルなどでも、配達は急増している。
ケリー・カル―ソCEOは次のように述べている。
「シップトはこれまで会員制によって業務を運営してきましたが、このパンデミック禍で巣ごもり生活が続くなか、会員以外にも配達のニーズがあると考えました。私たちはできるだけ多くの顧客にシップトのサービスを提供したいと思っています」
〈ケリー・カルーソCEO〉