ウォルマートnews|スーパーセンターにチームマネジメントの運用モデル導入

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は、その主力フォーマットのスーパーセンターの組織に、チームベースの運用モデルを導入する。

これは昨年のサムズクラブや今年のネイバーフッドマーケットの店舗で成功したマネジメントモデルを参考にしたものだ。在庫管理から標準的なビジュアルプレゼンテーションまでクロス・トレーニングされた従業員数人で1つのチームを構成する。チームのメンバーがその部門の仕事全般に通じて、多能工化していれば、繁忙時にも難なく対応できる。また、メンバーの都合に合わせてフレキシブルな勤務体制を敷くこともできる。

例えば、生鮮食品担当の従業員に売価管理や基本業務全般を教えることが、顧客に対するサービスの質の向上とその従業員自身のキャリアアップにもつながると考えられる。

新組織では、以前のコー・マネジャー(co-manage)をストア・リード(store lead)に、アシスタント・マネジャー(assistant manager)をコーチ(coach)に、部門マネジャー(department manager)をチーム・リード(team lead)に改称する。これらの新しいポジションは、それぞれのチームの発展と100万人以上の従業員の士気高揚につながる。

新しいチームリードの給与は最低時給18〜20ドルだが、最大で30ドルになる可能性もある。他の部門の従業員の最低時給も1ドル以上引き上げ、アメリカ全体では16.5万人の給与が調整される。給与引き上げは、通常2月か4月に行われるが、今年は10月に実施し、第2四半期のボーナスの代わりとする。

COVID-19パンデミックのなか、オンライン販売が急増しているが、顧客の買物を代行するショッパーの数も急増しており、店内の作業分担に変化が生じている。チームマネジメント制を採用することで、フレキシブルでより人時生産性の高いシステムの構築を図るのが狙いである。

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