ベッド・バス&ビヨンドnews|第2Q27億ドル1.2%減もEC89%増で黒字化

ホームファッションチェーンのベッド・バス&ビヨンド(ニュージャージー州ユニオンタウンシップ、マーク・トリットンCEO)は、8月29日で終了した2020年度第2四半期の決算を発表した。

売上高は傘下のワン・キングス・レーンの売却益を含めて26億8797万ドル(1ドル100円換算で2688億円)、前年同期比で約1.2%減だった。営業利益は2億7054万ドル(前年度は1億8226万ドルの営業損失だった)、純利益は2億1790万ドル(前年度は1億3877万ドルの赤字)。前年同期のよりも3億5667万ドル積みあげて、赤字から黒字に転換した。

既存店の売上高は6%プラスで、2016年第4四半期以来の増加である。その2016年第4四半期も0.4%プラスでしかなかった。COVID-19パンデミックのなか、外出自粛による巣ごもり需要に対応して、第1四半期からオンラインで注文した商品を店舗で受け取るボピス(Buy Online Pickup In Store)、カーブサイド・ピックアップ、宅配などのサービスを開始したが、これが店舗での売上高増に貢献した。

一方で、ボピス、カーブサイド・ピックアップ、宅配などのオンラインによる売上げを除いた実店舗だけでの売上高は、相変わらず前年同期に比べると18%も減少している。

eコマースによる売上高は89%増加し、全売上高の32%を占めている。

粗利益率はクーポン費用の削減を実施したことによって36.7%となった。前年同期の26.7%から10%改善した。一般販売管理比率は人件費や広告費の削減によって31.6%と、こちらも前年同期の32.4%から0.8ポイント改善した。

ベッド・バス&ビヨンドは米国やカナダにベッド・バス&ビヨンドのフォーマットを955店、コストプラス・ワールドマーケットを259店舗、バイバイベイビーを128店舗、クリスマスツリーショップを81店舗、ハーマン・フェース・バリューを53店舗、ワン・キングス・レーンを3店舗展開し、合計1476店の業容となっている。

同社は7月に今後2年で200店舗を閉鎖することを発表した。その一環としてカリフォルニア州の6店舗、ニューヨーク州の6店舗を含む63店舗を今年末までに閉鎖する。

マーク・トリットンCEOは次のように述べている。
「私たちの家が生活の中心となったこの前例のない時代に、私たちの会社はお客様の変化するニーズに機敏に対応し続けます。私たちはボピスと非接触型カーブサイド・ピックアップなどのサービスに対するお客様の継続的な支持に満足しています。また、新たな同日配達サービスも、家庭での買物がさらに簡単になると信じています」


〈マーク・トリットンCEO〉

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