アマゾンnews|第4Q売上高1256億・43.6%増/通期3861億・37.6%増

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、ジェフ・ベゾスCEO)が12月31日で終了した2020年度の第4四半期と通期の業績を発表した。

第4四半期(10~12月)は売上高1255億5500万ドル(1ドル100円換算で12兆5555億円)で、初めて四半期で1000億ドルの大台を突破した。前年同期比はプラス43.6%と絶好調。営業利益は68億7300万ドル(6873億円)でプラス77.2%、純利益は72億2200万ドル(7222億円)、プラス121.0%と大増益だった。コロナ禍のホリデーシーズンショッピングはeコマース需要をさらに押し上げた格好だ。

通期では、3860億6400万ドル(38兆6064億円)、前年比37.6%増。営業利益は228億9900万ドル(2兆2899億円)でプラス57.5%、純利益が213億3100万ドル(2兆1331億円)のプラス84.1%。アマゾンの勢いは増すばかりだ。

アマゾンは、社内のCOVID-19対策を徹底的に強化している。たとえば、最前線の従業員ができるだけ早くワクチンを接種できるよう、世界中のCOVID-19ワクチンの入手経路を注視している。また世界的な医療専門家や政府、および医療提供者と協力して、ワクチン接種プログラムを加速させる。さらに社内のCOVID-19検査も強化している。現在、1時間で約700人以上の従業員の検査が実施されている。アマゾン専用のCOVID-19ラボでは、世界中で100万以上の検査を処理している。

2020年度は従業員への特別手当にも積極的に投資した。昨年度は25億ドルの追加賃金を支給している。

そのほかにも、米国内ではAmazon Pharmacyを立ち上げ、オンライン処方箋を受け付け、配送するサービスを開始。薬の解説や処方履歴などもアマゾンのサイト上で管理が可能となった。

リアル店舗のAmazon Freshは現在、カリフォルニア州に5店舗、イリノイ州に2店舗の計7店舗を展開する。今後も店舗を増やしていく計画で、シカゴ、ロサンゼルス、シアトルなどで採用活動を進めている。

なお、決算発表と同時にジェフ・ベゾスCEOの退任も発表された。

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