アルディnews|2021年中に約100店舗の新規出店を計画
リミテッド・アソートメント型ディスカウントフードストアの米国アルディ(米国本社:イリノイ州バタヴィア、ジェイソン・ハートCEO)は 2月10日、アリゾナ、カリフォルニア、フロリダの諸州および北東部で2021年中に約100店舗の新規出店を計画していると発表した。
また、オンデマンド買物代行&宅配サービスのインスタカートと提携したカーブサイド・ピックアップを年末までにさらに500店舗拡大し、チェーン全体で1200店舗以上にする。アルディは3年前から一部の店舗でカーブサイド・ピックアップの実証実験を開始しているが、現在までに700店の店舗でこのサービスを取り入れている。
カーブサイド・ピックアップは、インターネットで注文した商品を店舗の駐車場でスタッフから受け取ることができるサービスだ。顧客は車から降りる必要はない。スタッフが商品をトランクに入れてくれる。
さらに同日、アラバマ州ロクスリーでリージョナル本部と配送センターの建設工事に着手した。アメリカ南部で6カ所目の配送センターとなるこの施設の広さは56万4000平方フィート(1万5850坪)。アラバマ州、ジョージア州南部、ミシシッピー州、フロリダ州、ルイジアナ州で展開する最大100店舗への配送を担う。
最短1時間で宅配してくれるインスタカートのサービスでは手数料やチップが必要であるうえ、商品によっては店頭価格より高い場合もある。それでも感染リスクが少ないうえに便利であるため、ネットスーパーの利用客は増加している。