クローガーnews|垂直農法野菜栽培の80エーカー・ファームズと提携

アメリカNo.1スーパーマーケットのクローガー(オハイオ州シンシナティ、ロドニー・マクマレンCEO)は 80エーカー・ファームズ社と提携してオハイオ州、インディアナ州、ケンタッキー州にある316店舗で3月15日から同社の農産物を発売すると発表した。

近年、サステイナビリティを目標の一つとする小売企業が増えており、Amazon、ウォルマート、クローガーなどがそれぞれ目標を掲げ、達成に向けて努力している。地球温暖化に対するCO2排出削減が話題に上ることが多いが、それ以外にも水、廃棄物、そして食料問題も深刻である。その一部を解決できると期待されているのが屋内垂直農法による野菜栽培だ。

80エーカー・ファームズは2015年に創業した。屋内垂直農法によって新鮮で栄養価の高い野菜や果物を栽培する。オハイオ州、ノース・カロライナ州、アラバマ州に工場をもち、地域のグローサーやレストランなどに、野菜やハーブなどを提供している。

同社の工場では太陽も土壌も必要としない。ロボットを駆使し、24時間年中無休で管理されている。防虫剤など農薬を使わず、遺伝子組み換えもしない野菜を栽培する。通常の農場の300倍以上の野菜を収穫できる。また、工場が顧客に近い場所にあるため、工場から食卓までの二酸化炭素排出量と全体的な食品廃棄物を抑えることができる。

 

 

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