ベストバイnews|第1Q売上高36.4%・純利益274.2%の大幅増収増益

米国家電チェーン最大のベストバイ(ミネソタ州ミネアポリス、コリー・バリーCEO)が、5月1日で終了した2021年度第1四半期の決算を発表した。

2月~4月期の売上高は116億3700万ドル(1ドル100円換算で1兆11637億円)で前年同期比36.4%増。営業利益は7億6900万ドルで、235.8%増。純利益は5億9500万ドルで、274.2%増と絶好調だ。

COVID-19パンデミックの影響でリモートワークやリモート授業が浸透するなか、コンピュータやタブレットの売上げ、巣篭もり需要によるキッチン家電の売上げが牽引して、既存店の売上高は前年同期比37.2%増となった。

売上げ全体の約93%を占めるアメリカ国内の売上高は、前年同期比37.0%増の108億4100万ドルだった。旅行や外食が控えられ、その費用が家電購入に向けられた。政府からの追加の給付金支給もあって、それが家電やオーディオ消費に向かった。だから国内の既存店売上高も37.9%増となった。

国内のeコマース売上高は7.6%増の36億ドルとなった。これは国内売上高全体の33.2%に当たる。

商品カテゴリー別では、国内売上高の44%を占める「コンピュータとモバイルフォン」が前年同期比で27.3%増、30%を占める大型4Kテレビなどの「コンシューマーエレクトロニクス」は45.9%増、15%を占める白物家電の「アプライアンス」は66.6%増、6%を占める「エンターテイメント」は32.1%増、5%を占める「サービス」も33.2%増と、すべてのカテゴリーで二桁台の大幅増となった。

国際部門の売上高は23.0%増の7億9600万ドルで、既存店売上高は27.8%増。このうち、メキシコでの売上高は6900万ドルと低調だった。すでに2020年11月24日に発表済みだが、同社はメキシコから撤退する。

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