米国ホリデー商戦news|’21年米国11月12月商戦は7.4%増との予測
マスタカード・スペンディングパルス(MasterCard SpendingPulse)は、2021年のホリデー商戦(11月1日~12月24日)の売上高は前年度比7.4%増加するとの予測を発表した。
オンライン販売の売上高は7.6%増、自動車・ガソリン販売を除く店舗売上高は6.6%増が見込まれている。クリスマスまでの75日間(10月11日~12月24日)でも売上高は6.8%増、オンライン販売は7.5%増と予測されている。
小売業界のサプライチェーン問題と人手不足によって、多くの小売業者は早めにオムニチャネルによる販促を行うことが予測される。とくに家電業界、アパレル業界、百貨店業界ではその傾向が顕著になると見られる。オンライン購入、店舗ピックアップのコンタクトレスのショッピングも続くと考えられる。貯蓄額の増加や国の援助などで消費意欲は上がっており、過去6カ月の成長はホリデー商戦まで続くと予測される。
この予測は、ロックダウン解除後消費が急増した昨年の増加率8.3%には及ばないが、過去5年の平均成長率である3.5%は上回っている。
マスタカード・スペンディングパルスは2006年にマスターカード・アドバイザーズ(MasterCard Advisors)によって設立された。各国の小売動向と業績についてレポートするマクロ経済の指針だ。レポートは現金を含むその他の決済手法についての予測と組み合わせ、マスターカードのクレジットカードから得られた購買データを統合した消費行動に基づいている。