サークルKnews|アリゾナ州の店舗にStandardAI社のレジ無しシステム導入

世界で展開するコンビニチェーンのサークルKは、小売業向けのコンピュータ・プラットフォームを提供するStandard AI(カリフォルニア州サンフランシスコ、ジョーダン・フィッシャーCEO)と協業し、アメリカのアリゾナ州テンピにあるサークルKの既存店に、AI搭載した独自開発のレジ無しチェックアウトシステムを導入した。顧客はレジに並ぶ必要がなく、買物完了後わずか数分で正確なレシートを受け取ることができるシステムだ。

スタンダードAI社のレジレスシステムは、店内に設置されたAI搭載カメラを使って顧客が手に取った商品を識別し、購入した商品をサークルKのモバイルアプリに自動的に記録する。棚にはセンサーなどは設置されないため、導入時の営業休止やレイアウト変更の必要がない。さらに、サークルKの既存の在庫管理システムやビジュアルマーチャンダイジング(消費者の視覚に訴えるよう演出した売場づくり)などの店舗運営とも完全に統合している。

スタンダードAIの共同創立者でCEOのジョーダン・フィッシャーは、「サークルKとパートナーシップを組むことで、アリゾナ州で初のレジ無しチェックアウト体験を提供する店舗をオープンでき、大変嬉しく思います。当社の使命は、今後何年にもわたり人々の買物の方法を変えていくことであり、今回の導入は当社にとって画期的な瞬間です」と述べている。

また、サークルKの親会社で、世界中で約1万4500店舗のコンビニエンスストアを展開するAlimentation Couche-Tard(カナダモントリオール州ラヴァル、ブライアン・ハンナッシュCEO)のグローバル・デジタル・イノベーション部門の責任者であるマグナス・タグストローム氏は「サークルKでは、イノベーションを活用して顧客体験を向上させることに力を入れていて、スタンダードAIのレジ無しチェックアウトシステムを導入することで、店舗のチームメンバーをサポートし、顧客により良い顧客体験が提供できることに期待しています」とコメントしている。

サークルKでは今後、アリゾナ州の他の既存店数店舗でのレジレスシステムの導入を予定している。

 

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