TJXnews|’21年通期売上高485億ドル51%増/店舗再開で大きな反動
米国のオフプライスストア(OPS)業態1位のTJXCompanies(マサチューセッツ州フレーミングハム、アーニー・ヘルマンCEO)が、2022年1月期第4四半期と通期決算を発表した。オフプライスストアは百貨店や専門店の売れ残り商品を集荷して販売する業態である。
第4四半期の売上高は138億5437万ドル(1ドル100円換算で1兆3854億円)で前年同期比26.6%増、純利益は9億4020万ドル(940億円)で、前年同期比188.8%増加した。2020年度はコロナの影響で約13%の店舗が休業を余儀なくされていたため、大幅な回復傾向がみられる。既存店売上高(開店していた店舗のみ)は2019年度比で、米国内で13%増加、全体では10%増加した。
通期では、売上高485億4998万ドル(4兆8550億円)で前年比51.1%の増加、純利益は32億8281万ドル(3283億円)で、前年純利益の9047億ドル(90億円)から急増した。2019年度と比較しても、売上高16.4%増、純利益0.3%増とコロナ前の水準より上回っている。
また年間の既存店売上高(開店していた店舗のみ)は2019年度比で米国内で17%増加、全体では15%増加した。
期末店舗数は主要バナーのT.J.Maxx(ヨーロッパとオーストラリアではT.K.Maxx)は1970店、Marshalls 1254店、インテリア家具のHomeGoods 850店とHomesense 263店、アウトドア用品のSierra Trading Post 59店、そしてカナダで展開するWinners 293店の合計4689店舗。