コールズnews|第1Q売上高37億ドル4.4%減/減収だが利益横ばい

米国ジュニアデパートのコールズ(ウィスコンシン州メノモ二―フォールズ、ミシェル・ガスCEO)は、4月30日で終了した2023年1月期の第1四半期決算を発表した。

ジュニアデパートは通常の百貨店のようなラグジュアリーブランドではなく、二番手ブランドを中心に品揃えする業態。また通常百貨店より売場面積が狭く、低投資で出店できる郊外店舗が多い。米国商業センサスの「ディスカウントデパートメントストア」に属する。

売上高は37億ドル(1ドル100円換算で3700億円)で、前年同期比4.4%減、営業利益は70.0%減少して0.8億ドル(80億円)、純利益は変わらず1400万ドル(14億円)だった。

既存店売上高は5.2%減少した。

3月には1桁台前半で既存店売上が増加したが、4月に入り、国の給付金終了やインフレーションなどによって売上を落とした。ただ、200カ所となったセフォラは好調で、既存店売上が成長している。今年後半には追加で400カ所のセフォラ・ショップを新規開設する計画である。また、「ロイヤルティ・プログラムの改善、店舗改装なども予定している」とCEOのミッシェル・ギャスは述べている。企業売却を含む戦略計画については、数週間以内に最終的な提案を集め、株主にとって最適な案を選択する。

コールズは、モール運営会社であるサイモンとブルックフィールドによる買収案が噂されていたが、実現しない様である。サイモンは、最近リース環境が好転しており、小売業への投資はしばらく控えるとみられる。

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