ウォルマートnews|ストアアプリにARを使った新機能を追加

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は、6月23日、同社のストアアプリにAR(拡張現実)を使った新しい機能を2つ加えると発表した。

7月初めから展開される機能では、スマホに映し出した自分の部屋に家具やホーム雑貨を試し置きできる。まずは300アイテムの利用に限られるが、その後9月からの大学新学期に合わせてアイテムを拡大する予定だ。

使い方は簡単で、AR可能な試したい商品をウォルマート・アプリで選び、「View in your space(あなたのスペースで見る)」のバナーをクリックするとカメラに接続される。家具を設置したい場所にカメラを向けると、そこに家具が現れ、3Dでシミュレーションすることができる。その商品が自分のスペースに収まるかどうかを確認し、後で写真を撮ることもできる。

この機能には触覚フィードバックが含まれており、顧客は3Dモデルを操作しながら振動を感じることができる。スマホが振動することによって、部屋の境界を越えてアイテムをドラッグするのを防ぐことができる。

また、身体障碍者用の特別な機能も用意されており、ジェスチャーで商品を画面上に置いたり、音声で部屋の様子を描写することができるように工夫されている。

もう1つは、社員が既に店舗内で利用しているアプリ機能の一部を顧客にも開放する。例えば、店の売価札をアプリでスキャンすると、商品の詳細やその顧客の好みの商品を見つけてくれほか、ロールバックの販促情報なども得られる。また、グルテンフリーの顧客には、食品成分をすばやく読み取り、グルテンフリー製品を簡単に識別してくれる。

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