ターゲットnews|ソーテーション・センター3カ所追加/即日配送を強化

米国ディスカウントストア2位のターゲット(ミネソタ州ミネアポリス、ブライアン・コーネルCEO)は、ECの即日配送サービス向上のため、イリノイ州シカゴに2カ所、コロラド州デンバーに1カ所の計3カ所にソーテーション・センター(仕分けセンター)を建設する計画を発表した。

ターゲットではECの配送オプションとして、店頭ピックアップ、 Drive Up(駐車場ピックアップ)、Shipt(シプト)の3通りを用意しているが、配達の生産性をさらに上げ、配達時間の短縮を図るため、現在6カ所あるソーテーション・センターをさらに3カ所追加する。シプトは2017年12月にターゲットが買収した、配送サービス。

ソーテーション・センターを活用した配送の流れだが、受注するとまず店舗スタッフによって商品が梱包される。荷物はまとめて、ソーテーション・センターに送られる。そうすることで、店舗バックヤードでの仕分け作業を省略することができる。ソーテーション・センターでは、配送エリア別に仕分けされ、他の荷物と共にシプト・ドライバーに引き渡され、配送される。

ターゲットのデジタル販売は2019年から2021年にかけて、130億ドルも成長しており、これらの注文の95%以上は店舗でフルフィルメントされている。

2020年に稼働開始した初のソーテーション・センター(ミネソタ州ミネアポリス)では当初、数百パッケージの配送でスタートしたが、現在では毎日数万パッケージを扱っている。繁忙期には2000人を超えるシプト・ドライバーや配達請負会社が配送をサポートしている。同センターでは現在、ミネアポリス地域の配達商品の2/3ほどを取り扱っており、43カ所の店舗から、毎日2回、荷物がセンターに集められている。

同社は、これまでの8倍の貨物を運搬できる大型の配達車両のテスト使用を始めており、即日配達サービスを強化している。

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