ウォルマートnews|イリノイ州の次世代フルフィルメント・センター稼働開始
ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は9月28日、次世代フルフィルメントセンター(FC)が完成したと発表した。今夏にイリノイ州ジョリエットで稼働させると発表していたセンターだ。
イリノイ州ジョリエットの次世代フルフィルメントセンター
施設は面積が110万平方フィート(約3万0900坪)で、数百万点の商品をピッキングし、梱包して、顧客に配送することができる。最先端設備によって、「ウォルマート・マーケットプレイス」で販売する第3者セラーの商品も、ウォルマート・フルフィルメント・サービスによって出荷される。
FCには、ロボット、マシーン・ラーニングなどを導入している。これにより通常FCの出荷作業にかかる12のステップを5ステップに短縮させ、迅速なフルフィルメントが可能となっている。
2023年春にマコーズビルFC(インディアナ州)、2023年秋にランカスターFC(テキサス州)、2024年にグリーンキャッスルFC(ペンシルベニア州)を稼働させる計画だ。建設予定のFC3カ所がすべて完成すると、アメリカ国内の人口の75%に対して、翌日または2日以内に配達することが可能になる。
フルフィルメント・ネットワーク・オペレーションSVPのカリサ・スプレイグは「顧客はより速い配達を求めており、その期待に応えられるようになっていることを嬉しく思います」と語っている。
同施設では今年末までに1000人を雇用する計画で、現在採用を進めている。またグランド・オープンの式典では、地域の慈善団体2カ所に1万5000ドルずつを寄付した。