テスコの2013年2月期決算 この20年で初の減益
イギリス第1のテスコが17日、2013年2月期決算を発表。
テスコはアメリカのウォルマート・ストアーズ、
フランスのカルフールに次いで、
小売業世界3位の企業。
そのテスコの決算、
税引き前利益が前期比▲51.5%、
19億6000万ポンド(約3000億円)だった。
アメリカのFresh & Easyの業績が足を引っ張り、
この20年で初の減益。
売上高は増加させて、
前期比1.3%増の723億6300万ポンド(約11兆円)だった。
つまりテスコは増収減益。
これに伴うように、
同社はFresh & Easy事業を15億ポンド(約2260億円)で償却し、
アメリカから撤退する。
Fresh & Easyはアメリカで199店舗を展開し、
約5000人の従業員を抱える。
300店が損益分岐点、
400店のネットワークを築けば、
収益が出ると言い続けたが、
199店で撤退。
考えてみれば、
故渥美俊一先生の口癖は、
「200店を超えなければ、
チェーンストアとは言えない」。
2007年の事業開始以来、テスコは、
10億ポンド(約1500億円)を超える資本投資を行ってきたが、
とうとうアメリカでチェーンストアになりきれなかった。
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