ウォルマートnews|視覚障害者用アプリ「Aira」と提携/店内を遠隔ナビゲート

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は12月3日(火)、視覚障害のある顧客がスムーズに店内を買物できるようにサポートするため、視覚障害者専用アプリ「Aira(アイラ)」とパートナーシップを組み、店内サービスのテストを開始した。

アイラは視覚障害または弱視の利用者が持つスマートフォンのカメラ機能を活用し、リアルタイムで遠隔地にいる専任スタッフが周囲の情報を伝えるアプリだ。アイラのスタッフは、スマートフォンやウェアラブルデバイスのカメラにリモートでアクセスして、店内にいる利用者の「目」としての役割を担う。

カメラを店内に向けて、会話をしながら遠隔スタッフが売場へ誘導する。目的の売場に到着したら、商品の種類やブランド名、量目、価格、セール情報などを伝えることで、欲しい商品を手に取ることができる。ウォルマートはこのサービスを無料で提供する。

サービスを利用した顧客は「誰かに頼る必要がなく、誰かの職務を中断させることもなく、友人や家族に頼んだりする必要もなく、自分の時間で自分の思うままに買物ができるので、とても自由です」と語る。

アイラは教育現場、政府機関、金融機関、医療機関、エンターテインメント施設、交通機関など幅広い場所でサービスを提供している。小売業ではウォルマートのほかに、ターゲット、マイヤー、ウェグマンズで利用できる。

またウォルマートでは2023年11月から毎朝8時~10時の2時間、「センサリーフレンドリー時間」を設けている。店内ラジオ・アナウンスの音量や照明の明るさを下げることで、感覚過敏や発達障害の人が買物をしやすいように配慮した時間帯だ。

ウォルマートはどんな顧客にとっても、より良い買物体験をできるように買物環境を整備している。

 

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