メイシーズnews|’24年売上高223億ドル3.5%減/改装50店は既存店プラス

米国百貨店トップのメイシーズ(ニューヨーク州ニューヨーク、トニー・スプリングCEO)が2025年1月期の通期決算を発表した。

年間売上高は222億9300万ドル(1ドル150円換算で3兆3440億円)で前年同期比3.5%減、営業利益は9億0900万ドル(1364億円)で202.0%増、純利益は5億8200万ドル(873億円)で1193.3%増。前年度は事業再編費用や減損損失などの影響で大減益だったが、今年度は大きく回復している。

既存店売上高は直営店で2.0%減、直営+ライセンス店で0.9%減。

なおメイシーズは2024年2月に、抜本的な構造改革をする戦略「Bold New Chapter」を発表している。2026年末までに約150店の不採算店舗を閉鎖する一方で、営業を継続させる350の店舗(Go-Forward Stores)への投資を強化するというものである。これにより、市場シェアの拡大や持続可能で利益性の高い成長を目指す。

この戦略の下、直営の「メイシーズ」バナーで「継続店舗」の既存店売上高は1.7%減少したものの、改装された最初の50店舗(First 50)の既存店売上高は1.6%増加している。

スプリングCEOは、「『Bold New Chapter』戦略の投資によって、第4四半期は過去11四半期で最高の既存店売上高を達成しました。新戦略の2年目に突入しますが、引き続きこのイニシアチブを進め、長期的な収益成長を促進し、株主価値を高めていきたい」とコメントしている。

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