ウォルマート「ネイバーフッド・マーケット」、目標の500店舗を突破

1998年に1号店がオープンした「ウォルマート・ネイバーフッド・マーケット」。
それから17年を経て、2015年1月7日、記念すべき500店目の店をオープンした。
2014年1月末の段階で346店だったネイバーフッドを、2015年には500店舗まで拡大することを表明していたウォルマートだが、早々にこれを達成した。

WNM-Springfield
<写真引用:ウォルマート・ネイバーフッド・マーケット スプリングフィールド店 Facebookページより>

 

記念すべき500店目の新店はミズーリ州スプリングフィールド市にオープン。

スプリングフィールド市はミズーリ州第3の中規模都市で、人口は約16万人(2013年予測値)。1985年に廃線となった有名な「ルート66(国道66号線)の発祥の地」として知られている。

 

ネイバーフッド・マーケットが取り扱う商品は生鮮をはじめ、冷凍、グロサリーなどの食品が主力。当然、ファーマシー部門(調剤薬局)も併設 している。もちろん、インターネット・ショップ「Walmart.com」で購入した商品を店舗でピックアップすることが可能だ。

 

さらにこのスプリングフィールド店では、ウォルマートのスマートフォン用無料アプリ「Savings Catcher」を使う最新サービスを提供している。近隣の競合店と価格比較をし、もしウォルマートで購入したものが他店より高かった場合、スマホ上でギフトカードをもらうことができる。

つまりこれまでリアル店舗で展開していた「プライス・マッチング」をスマホ上で実施するというもの。

 

店長のジム・ラッセルは「スプリングフィールド店が500番目のネイバーフッド・マーケットとしてオープンしたことを誇りに思います。これはウォルマートにとって心躍るような出来事です。しかし、それ以上に、便利で値ごろな店がオープンするということを、この街の人たちは楽しみにしてくれています」と語る。

 

ウォルマートの総合業態「スーパーセンター」の国内飽和が言われる中、スーパーマーケット業態「ネイバーフード・マーケット」は次の成長エンジン。
食品シフトは、日本に限らずアメリカでも進行中だ。

 


<スプリングフィールド店の主な特徴>

生鮮品: 主力である生鮮品はナショナルブランドはもちろん、オーガニック商品も多数、取り揃えている。農家と直接提携することで、品質の良い青果を低価格で提供する。

店舗サイズ: 4万1000平方フィート(約3800㎡、1100坪)の店舗では、食品をはじめとして健康・美容関連商品やベビー用品、ペット用品、清掃用品など幅広い商品を展開する。

ファーマシー: 処方箋や薬の補充依頼をスマホアプリを使って簡単に転送し、事前に準備しておいてもらうことも可能。

雇用創出: 95名のフルタイム/パートタイム従業員を新規で採用した。ラッセル店長も17年前、レジ係のアルバイトとして、ウォルマートでのキャリアをスタートしている。

チャリティ: グランド・オープンの式典ではウォルマート財団よりさまざまな地域団体に1万3000ドルの寄付がなされた。

<店舗概要>
店名: Springfield Walmart Neighborhood Market
住所: 3720 E. Sunshine St., Springfield, Mo.
店舗面積: 約41000平方フィート
店長: Jim Russell
営業時間: 6:00~22:00 (定休日なし)
取扱商品: 青果、ベーカリー、デリ、オーガニック、健康・美容用品、ペット用品、清掃用品、文具、ファーマシー、銀行サービス、オンライン・ピックアップ・サービス

 

検索キーワード: Walmart Neighborhood Market Grand Opening

関連カテゴリー

海外 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧