ウォルマート第4四半期・通期ともに増収増益、国内部門やや復調か

2015年1月31日に終了したウォルマート2015年1月期の第4四半期決算と通期決算の速報が発表された。

2008-wmlogo

まずは、四半期決算から。
増収減益に終わった第3四半期だが、第4四半期は一転、増収増益となった。サムスクラブの会員費なども含む総売上高は1315億6500万ドル(100円換算で13兆1565億円)、前年同期比はプラス1.4%。純利益が49億6600万ドル(4966億円)でプラス12.1%の大幅増益となった。

通期でも依然、絶好調。
2014年2月~2015年1月の総売上高は4856億5100万ドル(48兆5651億円)で昨年と比べると2.0%伸長している。97億ドル。つまり売上高が約1兆円増えていることになる。さらに純利益も163億6300万ドル(1兆6363億円)のプラス2.1%で、今年も増収増益。

セグメント別では、国内部門のウォルマートUSが2880億4900万ドル(28兆8049億円)でプラス3.1%。国際部門のウォルマート・インターナショナルは恒常為替レートでは1414億ドルで3.6%の増収だったものの、為替変動が大きく響き、結果、1361億6000万ドル(13兆6160億円)のマイナス0.3%と微減。会員制倉庫型店のサムズクラブは580億2000万ドル(5兆8020億円)でプラス1.5%だった。

なお、2015年度のROI(投資利益率)は16.9%、ROA(総資産利益率)が8.2%と発表されている。

doug-mcmillon「期末決算を締めくくる第4四半期は良い結果に終わり、国内部門の既存店売上げも当初の予想より好調推移した。サムズクラブの成績も良かったし、国際部門は確実な売上げと利益をもたらしている。為替の影響を大きく受けたものの、4856億ドルという結果は納得できるものとなった。ただし、満足はしていない」

「私たちのビジネスを拡大するためにすべきことはまだまだたくさんある。私たちは顧客が買物を通じて何を求めているのかを理解しており、顧客の期待を上回るものを提供する未来のウォルマートのために戦略的な投資を行っている。Eコマースと実店舗との連携を進化させることはもちろん重要だが、最優先すべきは最高の店を運営することだ」

世界最大企業のCEO、ダグ・マクミロンはまだまだ上を目指す。

 

検索キーワード: Walmart FY2015 Q4 スーパーマーケット ハイパーマーケット

関連カテゴリー

海外 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧