コストコ年次総会でサステナビリティを強調
2013年1月24日、コストコの年次総会が開催された。
総会の中で、コストコのサスティナビリティ(持続可能性)への取り組みについて、
議論噴出。
シンクタンクNational Center for Public Policy Researchが、
コストコの株主総会で環境対策について質問を投げかける、
とのプレスリリースを予め発表。
National Center for Public Policy Researchのジャスティン・ダンホフ氏は、
“サスティナビリティは 極端な環境主義”であると言及した。
http://www.nationalcenter.org/PR-Costco_012413.html
ダンホフ氏によると、コストコは、
Retail Industry Leaders Association(小売事業者経営者協会)の会員として、
サスティナビリティ・キャンペーンに参加するよう求められている。
しかし、これは合理的な投資回収の見通しがない中での、高額すぎる先行投資となる。
“サスティナビリティ”の推進することにより、
発生するコストが株主、取引先や顧客に負担がいくことを懸念している。
「コストコや他の小売業者が“環境にやさしい”という企業イメージのために、
低•中所得のアメリカ人にそれらのコストを負担をさせるというのは公正だと思うか?
サスティナビリティは会社の減益につながるのだ」と、彼は環境への取り組みに否定的だ。
これを受け、CEOのクレイグ•ジェリネクは語った。
「コストコのサスティナビリティへの取り組みをすることにより、
商品価格をあげるような状況になるとは考えていない。
私たちは、価格を上げるためにビジネスをしているわけではないし、
常にコストを削減しようと努力している。
たとえば、倉庫の屋根にソーラーパネルを設置して電気料金の削減したり、
ロテサリーチキンのグリース(油脂)をレンダラーに売却し、リサイクルを強化している」
【参考】株主総会で発表されたコストコのサスティナビリティ目標
・二酸化炭素排出量を削減する
・倉庫(店舗)のエネルギー管理システムを強化する
・パッケージデザインの取り組みを進化させる
・リサイクルや廃棄物の管理システムの流れをさらに発展させる
・商品の長期的な提供を保証する
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