2013年GLOBAL500! ウォルマートは2位
Fortune誌の全世界企業ランキング、
「GLOBAL 500」が今年も発表された。
2011年ランキングで首位に立った
小売王者のウォルマートは、
昨年のランキングでは3位に陥落。
さて、今年はいかに。
ここに上位10社を掲載。
1位 Royal Dutch Shell(オランダ・石油)
売上高4817億ドル 純利益265億9200万ドル
2位 Wal-Mart Stores(アメリカ・小売)
4691億6200万ドル 169億9900万ドル
3位 Exxon Mobil(アメリカ・石油)
4498億8600万ドル 448億8000万ドル
4位 Sinopec Group(中国・石油)
4281億6700万ドル 82億2100万ドル
5位 China National Petroleum(中国・石油)
4086億3000万ドル 181億9600万ドル
6位 BP(イギリス・石油)
3882億8500万ドル 115億8200万ドル
7位 State Grid(中国・電力)
2984億4900万ドル 123億1800万ドル
8位 Toyota Motor(日本・自動車製造)
2657億0200万ドル 115億8700万ドル
9位 Volkswagen(ドイツ・自動車製造)
2476億1300万ドル 279億0900万ドル
10位 Total(フランス・石油)
2342億7800万ドル 137億4300万ドル
ということで、
ウォルマートは昨年から
1ランクアップしたものの、結果、2位。
ロイヤル・ダッチ・シェルの売上高に
わずかに届かなかった。
しかし、昨年の売上高と比較してみると、
シェルは4844億から27億ドル減少。
逆にウォルマートは年々伸び続けており、
昨年の4469億ドルがら222億ドルも増加している。
株や為替など、
さまざまな外部要因も影響してくるだろうが、
この傾向が来年も続けば、
ウォルマートの首位返り咲きも夢ではない。
上位10社の内訳は、
石油・エネルギー会社が7社、
自動車会社が2社。
その中に唯一、小売サービス業として、
ウォルマートが入っている。
20世紀的な産業9社に取り巻かれて、
ただ一人立つ流通の巨人。
それがウォルマートだ。
もう一つ目立つのは、
中国のエネルギー会社の躍進。
Sinopec Group、
China National Petroleum、
そしてState Grid。
少しずつ順位を上げて、
4位、5位、7位。
中国の企業は、
確実に世界の産業界を、
20世紀に引き戻している。
10位以下、100位以内にいる
小売業者をピックアップしよう。
40位 CVS Caremark(アメリカ・小売)
売上高1231億3300万ドル 純利益38億7700万ドル
59位 Carrefour(フランス・小売)
1059億9600万ドル 15億8500万ドル
63位 Tesco(イギリス・小売)
1044億2500万ドル 1億9700万ドル
67位 Costco Wholesale(アメリカ・小売/卸売)
991億3700万ドル 17億0900万ドル
72位 Kroger(アメリカ・小売)
967億5100万ドル 14億9700万ドル
87位 Metro(ドイツ・小売)
857億6800万ドル 400万ドル
トップ100にランクインした小売企業は
昨年と同じ。
その中でも、
ドラッグストアのCVSケアマークが56位から40位に、
コストコが78位から67位にそれぞれ躍進。
ちなみに、日本企業では、8位のトヨタを筆頭に、
日本郵政が13位、
NTTが33位。
ホンダとニッサンがそれぞれ45位と47位。
さらに家電メーカーの日立が54位、
パナソニックが83位、
ソニーが94位。
日本も製造業優位は動かない。
小売業ではイオンが127位、
セブン&アイが150位だった。
しかしそれでもグローバル500の100位台に2社。
感慨深いものがある。
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