ブックオフニュース|大型複合店開発で売上高6.2%増も純損失11.6億円

ブックオフコーポレーション㈱は、2017年3月期の決算を明らかにした。

ブックオフの業容は、リユース店舗事業、ブックオフオンライン事業、ハグオール事業(店舗型のビジネスに限定しないリユース業の運営)、その他の4つに分かれている。

売上高は813億4400万円(前年同期比6.2%増)、営業利益は1億1600万円、経常利益は5億8800万円、純損失11億5900万円となった。

営業利益率は0.1%、経常利益率は0.7%と、このビジネスモデルの収益性は低い。

当会計年度には、第1に大型複合店を中心とした出店を継続した。
⑴「BOOKOFF」を中心に様々なリユース商材を集めた大型複合店「BOOKOFFSUPERBAZAAR」
⑵「BOOKOFF」にアパレル商材を複合させた「BOOKOFFPLUS」
2つのフォーマットをグループの中核パッケージとして出店とリニューアルの促進を図った。

連結会計年度内に、「BOOKOFFSUPERBAZAAR」を5店舗、「BOOKOFFPLUS」を1店舗出店した。また「BOOKOFF」単独店から「BOOKOFFPLUS」へのリニューアルを6店舗実施した。

第2に「BOOKOFF」既存店においては、引き続き、積極的な中古家電の買取・販売と、店舗商品のインターネット・オークションサービス「ヤフオク!」への出品を推し進めた。また、中古家電と共に既存商材の買取及び販売の増加に向けて、拡充した店舗パート・アルバイトスタッフの教育研修を進めた。店舗ごとに買取・販売の実勢に応じたコスト削減を積極的に進めた。

第3にブックオフオンライン事業では倉庫拡張により、中古本の品揃え最大化による事業拡大を進めた。

第4にハグオール事業では引き続き、事業構築に加えて売上規模拡大による収益化の実現に向けて、先行投資を進めた。

財務的には、既存店の減損損失等特別損失を計上したことに加え、繰延税金資産の取り崩しに伴う法人税等調整額を計上することで、親会社株主に帰属する当期純損失は11億5900万円となった。

2018年の業績は売上高820億円(前年比0.8%増)、営業利益5億円(229%増)、経常利益9億5000万円(61.3%増)、純利益1億円を見込んでいる。

検索ワード:ブックオフ リユース ブックオフコーポレーション 決算

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧