セリアニュース|1424店・年商1453億円で大幅増収増益/利益率10%超

㈱セリア(本社・岐阜県大垣市、河合映治代表取締役社長)の2017年3月期決算が公開された。アメリカではバラエティストアと呼ばれる業態で、現在はそれが「ダラーストア」になっているが、日本では「100円ショップ」業態。ダントツ1位の大創産業に次ぐ第2位がセリアだ。ちなみに3位はキャンドゥ、4位がワッツ。

当事業年度の売上高は1453億2800万円で前期比11.0%増と好調。営業利益は151億7100万円で前期比26.3%増、経常利益は152億1800万円で26.2%増。当期純利益は105億3300万円で前期比32.5%増とこれも好調。

1年間のテーマは「シェア倍増を見据えた体制づくり」だったが、出店基盤のさらなる拡大のため、ショッピングセンターの活性化案件に積極的に関与して、出店スピードを上げた。結果として、直営店140店舗の新規出店、退店は直営店36店舗、FC店3店舗。ほぼ計画通りに進捗し、期末の店舗数は直営店1369店、FC店55店の合計1424店。1店平均1億円のフォーマットだ。

出店とともに、仕入先と有効なデータ活用事例を共有してサプライチェーンの強化に取り組んだ。さらに昨年2月、配送エリアを地域分割して、複数倉庫での物流オペレーションを改善した。

既存店売上高は来店客数とお買上げ点数増加で前期比103.1%。売上原価率は57.1%で、前期比0.5ポイント低下。また、販売費・一般管理費は売上高対比で0.7ポイント低下。結果として、当事業年度の売上高営業利益率は10.4%で、前事業年度の9.2%から1.2ポイント上昇。

2018年3月期の業績予想は、売上高1580億円(前期比8.7%増)、営業利益166億円(前期比9.4%増)、経常利益166億円(前期比9.1%増)、当期純利益115億円(前期比9.2%増)を見込む。

100円ショップ業態の好調は続く。

検索ワード;セリア キャンドゥ ダイソー ワッツ

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