DCMnews|第1四半期はDCMくろがねやの連結効果で微増収経常増益

DCMホールディングス(株)(東京地品川区、久田宗弘社長)は、2018年2月期第1四半期(2017年3月1日~5月31日)の決算を発表した。

営業収益1183億1700万円(前年同期比0.8%増)、営業利益69億4400万円(プラスマイスゼロ)、経常利益68億3100万円(5.6%増)、純利益44億2500万円(18.9%増)となり、一応、増収経常増益。

売上高対比の営業利益率は5.8%、経常利益率5.8%。

会計期間内に、4店舗を新規出店、1店舗を閉店した。

この結果、期間末の店舗数は659店舗となった。DCMホーマック278店舗、DCMカーマ168店舗、DCMダイキ159店舗、DCMサンワ33店舗、DCMくろがねや21店舗の陣容である。

販売面においては、熊本地震の震災需要の反動によって、防災関連商品の販売が伸び悩んだが、2016年2月に子会社化したDCMくろがねやの連結効果等もあり、売上高はわずかに増収となった。

DCMブランド商品は、雑誌掲載やテレビCM等販促強化に取り組んだ効果もあり、販売が好調に推移した。

主要商品部門別の状況は以下の通り

第1に、園芸・エクステリア部門の売上高は250億3100万円(前年同期比102.5%)となった。
園芸関連商品は、春先は低温や降雨の影響を受け販売は伸び悩んだが、4月後半から5月上旬は天候にも恵まれ、販売が好調に推移した。DCMブランド商品については、除草剤や防草シート等の販売が好調に推移した。

第2に、ホームインプルーブメント部門は売上高は226億7200万円(前年同期比101.6%)となった。熊本地震の震災需要の反動により防災関連商品の販売は伸び悩んだ。一方でプロ専門店での販売が好調に推移した。

第3に、ホームレジャー・ペット部門売上高は176億3900万円(前年同期比99.6%)となった。
サイクル用品は、春先の需要期に自転車の販売が伸び悩んだ。ペット用品についてはペットフードの販売が伸び悩んだ。バーベキュー用品については、DCMブランドを中心とした販促強化により、堅調に推移した。

第4に、ハウスキーピング部門売上高は276億6300百万円(前年同期比99.5%)となった。
家庭用品は、DCMブランド商品の室内物干しシリーズが支持されて、販売を伸ばした。ボトル・水筒等の季節品の販売は伸び悩んだ。日用消耗品については、殺虫剤や紙類等の販売が低調に推移した。

第5に、ホームファニシング部門は75億8600万円(前年同期比97.1%)となった。春の新生活需要の動きが鈍く、組み立て家具や衣料収納の販売は伸び悩んだ。取り組みを強化したDCMブランドのタオルの販売が好調に推移した。

第6に、ホームエレクトロニクス部門は売上高77億7400万円(前年同期比96.7%)となった。熊本地震の震災需要の反動により、電池や懐中電灯等の防災関連の販売は伸び悩んだ。しかし取り組みを強化した電材関連の販売は堅調に推移した。

セグメント別売上高では、DCMホーマックが494億2900万円、DCMカーマが345億37000万円、DCMダイキが247億3000万円であった。

検索ワード:DCMホールディングス 第1四半期 決算

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