薬王堂news|第1Qは47%を占める食品が牽引し199億円の増収増益
(株)薬王堂(岩手県紫波郡、西郷辰弘社長)は、2018年2月期第1四半期の業績を発表した。
売上高は199億3700万円(前年同四半期比12.2%増)、営業利益は8億4300万円(3.5%増)の増収増益となった。
また、第1四半期には、大船渡駅周辺地区土地区画整理事業に伴って「大船渡茶屋前店」の「物件移転補償契約」および「損失補償契約」を大船渡市と締結し、補償金3億0500万円を受けた。固定資産除却損4100万円と解体費用等900万円を控除した金額を「受取補償金」として営業外収益に計上したことから、経常利益は11億7100万円(33.4%増)、四半期純利益は7億9800万円(53.3%増)となった。
薬王堂は、1978年に医薬品の小売業を目的として、薬王堂の前身「都南プラザドラッグ」をスーパーマーケット都南プラザに開店したのが始まり。その後、1981年に(有)薬王堂を岩手県紫波郡に設立し、1991年の組織変更で(株)薬王堂となった。
第1四半期は、販売価格や品揃えの強化を図り、来店客数及び買上点数の増加に取り組むとともに、小商圏ドミナント出店を推進した。また、2017年1月に導入した新ポイントカード「WA!CA」による積極的な販売促進活動を行っている。
ドラッグストアを岩手県に1店舗、青森県に2店舗、宮城県に3店舗の合計6店舗を新規出店。一方、岩手県のドラッグストア2店舗を退店したことで、5月末の店舗数は225店舗。
部門別の業績は次のとおり。
[ヘルスケア部門・医薬品]
売上高は45億2300万円(6.2%増)。感冒薬や健康食品、介護用紙おむつが売上げを伸ばし、調剤も堅調に推移した。
[ビューティケア部門・化粧品]
売上高は34億3400万円(11.0%増)。制度化粧品や男性化粧品、トイレタリーではヘアケアやオーラルケアが好調だった。
[ホームケア部門・日用品]
売上高25億5300万円(15.8%増)。衣料洗剤、柔軟剤、家庭紙、寝装、服飾商品が伸張した。
[コンビニエンスケア部門・食品]
売上高94億2600万円(14.7%増)。飲料、菓子、日配品、ビール類や酎ハイが好調だった。バラエティ部門はペット関連商品が売上げを伸ばした。
すべての部門で前年を上回り好調に推移した。「2021年2月期300店舗」体制を目標に掲げ東北5県(岩手、青森、秋田、宮城、山形)を出店エリアとしたドミナント化を進める。
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