イオンnews|6月営業は総合スーパー1勝2敗/食品スーパー1勝2敗4分け

イオン(株)(千葉市美浜区・岡田元也社長)の2017年6月度の営業概況が発表された。

総合スーパーのイオンリテール(株)(千葉県千葉市・岡崎双一社長)は既存店売上高が97.5%、全店で98.3%。まだまだ、復活には厳しい道が待っている。

イオン北海道(株)(札幌市・星野三郎社長)は既存店売上高が102.1%、全店で102.3%で健闘。

イオン九州(株)(福岡県福岡市・柴田祐司社長)は既存店売上高が99.0%、全店で98.5%で弱含み。

総合スーパーは6月の売上高に関しては1勝2敗の負け越しだった。
スーパーマーケット業態のマックスバリュも地域別に差異がある。

マックスバリュ北海道(株)(北海道札幌市中央区・出戸信成社長)は既存店売上高が前年比(以下同じ)102.0%、全店で100.4%。
マックスバリュ東北(株)(秋田県秋田市・佐々木智佳子社長)は既存店が98.1%、全店で97.9%。
マックスバリュ東海(株)(静岡県鵔東郡・神尾啓治社長)は既存店が99.4%、全店で100.1%。
マックスバリュ中部(株)(愛知県名古屋市・鈴木芳知社長)は既存店が99.0%、全店で100.1%。
全国のモデルで中核のマックスバリュ西日本(株)(広島県広島市・加栗章男社長)は既存店売上高が98.4%、全店で99.3%。
マックスバリュ九州(株)(福岡県福岡市・佐々木勉社長)は既存店売上高が98.6%、全店で103.3%であった。

マルエツ(株)、カスミ(株)及びマックスバリュ関東(株)が経営統合したユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(東京都千代田区・藤田元宏社長)は既存店売上高が99.2%、全店で100.5%であった。

以上、全国を覆いつくすイオンのスーパーマーケット連合体の地域別事業会社は、既存店・全店ともに前年クリアは北海道のみ、全店がプラスで既存店マイナスの企業は東海、中部、九州、ユナイテッドの4社、ともにマイナスは東北と西日本となった。

コンビニエンスストアのミニストップ(株)(千葉県千葉市・藤本明裕社長)は既存店売上高が100.2%、全店で100.5%と、健闘中。

ドラッグストアのウエルシアホールディングス(株)(千葉県千葉市・水野秀晴社長)は既存店売上高が105.4%、全店で109.8%で、イオングループの稼ぎ頭である。
衣料品専門店の(株)コックス(東京都中央区・吉竹英典社長)は既存店売上高が94.4%、全店で95.1%。
靴専門店の(株)ジーフット(東京都中央区・堀江泰文社長)は既存店売上高が91.4%、全店で92.4%であった。

専門店は厳しい競争を強いられている。

最後に、イオングループの大型ショッピングセンターにおける児童遊戯施設を運営する(株)イオンファンタジー(千葉県千葉市・片岡尚社長)は既存店売上高が108.0%、全店で107.1%と、好調を堅持している。

6月度の曜日回りは、前年と変わらず、お客さま感謝デーも今年は6月20日(火)と6月30日(金)で、昨年とほぼ変わらなかった。

総合スーパーや食品スーパーマーケットといった中核業態、および専門店業態は四苦八苦しているが、コンビニ、ドラッグストア、アミューズメントなどは好調。イオンの6月の業態別営業概況にも、日本の小売業の全体像が映し出されている。

検索ワード:イオン 6月 連結営業概況 ウエルシア イオンリテール マックスバリュ

 

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