イオン九州news|2320億円2.8%減・経常利益45.4%増/利益率が課題

イオン九州(株)(福岡市博多区、柴田祐司社長)の2018年2月期決算は、営業収益2320億7600万円(前期比98.2%)、営業利益8億7400万円(112.2%)、経常利益13億7700万円(145.4%)、純利益は1億0100万円(24.9%)で着地。

純利益が前期に比べ大きく減少したのは、前期に固定資産の譲渡に伴う特別利益を計上したことによるものだ。

営業利益率0.3%、経常利益率0.5%で、それぞれ前期比12.2%増、45.4%増だが、さらなる増益が望まれる。

主力の総合小売事業(GMS)は、売上高1918億3400万円(98.7%)。2月末時点52店舗を配する。

ホームセンター事業は、売上高が、前年の震災に伴う資材や補修材を中心とした復旧需要の反動減から、187億7900万円(94.8%)。

ワイドマートドラッグ&フードとイオンバイクの、その他事業は、売上高40億2100万円(99.6%)。いずれも前年に満たなかった。

九州エリアは熊本地震や豪雨震災で環境的には厳しい半面、インバウンド消費の恩恵もある。ただし、それ以上にイズミやトライアルカンパニー、コスモス薬品などの出店攻勢で競争は激化している。減収ながら増益としているが、変わらず厳しい決算内容だ。

また、5月株主総会以降の新体制も発表されている。

森美樹 代表取締役 会長
柴田祐司 代表取締役 社長執行役員
伊藤文博 取締役 常務執行役員開発本部長
川口高弘 取締役 常務執行役員商品本部長
長崎正志 取締役 執行役員営業本部長
平松弘基 取締役 執行役員経営戦略本部長
久留百合子 社外取締役
伊藤三知夫 常勤監査役
阪口彰洋 監査役
原伸明 監査役
笹川恭広 監査役
なお、山本博之取締役は同日付で退任する予定だ。

*役員人事記事は企業ニュースリリースをもとに作成している。

関連カテゴリー

決算 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧