【10月大店立地法新設届出】合計35件、南三陸にウジエスーパーが5533㎡のSCを申請

経済産業省が10月の大規模小売店舗立地法に伴う新設届出申請件数を発表した。10月は合計35件。各地区の件数は下記のとおり。

東北  5(岩手県1 宮城県2 秋田県1 山形県1)
関東10(千葉県1 東京都1 新潟県1 長野県2 山梨県1 静岡県1 千葉市1 横浜市1 浜松市1)
中部 3(愛知県1 岐阜県2) 
近畿 4(滋賀県1 京都市1 兵庫県1 神戸市1)
中国 5(鳥取県2 岡山県1 広島県1 山口県1)
四国 1(高知県1)
九州 7(佐賀県1 熊本県1 鹿児島県2 福岡市1 北九州市1 熊本市1)

10月の申請で多い地域は関東で10件。次いで九州7件。

東日本大震災の被災地である宮城県の南三陸町でも「(仮称)APPLETOWN南三陸ショッピングセンター」の申請があった。

詳細は以下のとおりである。
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10月の申請で最大面積は北九州市の「(仮称)アクロスプラザひびき」の8131㎡で、設置者は大和ハウス工業だ。市の北九州学術研究都市機能強化事業の一環として計画される。店舗は東側のA棟・西側のB棟の2棟構成となる。テナントや物販、またスーパーマーケットも入居する予定だ。店舗の開店予定日は平成29年6月21日となっている。

次に大型の商業施設はやはり大和ハウス工業が設置する「(仮称)青梅今井PJ」で6260㎡。スーパーマーケットのベルクが出店する。他にもグループ会社の大和情報サービスが2件の申請を届け出ている。9月も2万4010㎡の八王子高尾商業施設計画の申請をした大和ハウス工業だが、大型商業施設部門への進出が目立つ。

他にも4000㎡以上が5件。商業施設名と店舗面積、設置者は以下の通り。
秋田県 「いとく能代北店」5997㎡ 伊徳。
宮城県 「(仮称)APPLETOWN南三陸ショッピングセンター」5533㎡ ウジエスーパー。
鳥取県 「(仮称)サンイン・マルイ国府店」 4950㎡ サンインマルイ。
千葉市 「(仮称)ピアシティ稲毛海岸ショッピングセンター」 4200㎡ カスミ。
鹿児島県 「スーパーセンタートライアル隼人店」 4108㎡ トライアルカンパニー。

ウジエスーパーが開設する「(仮称)APPLETOWN南三陸ショッピングセンター」5533㎡は宮城県南三陸町志津川字天王前である。来年6月29日がオープンの予定。
南三陸町といえば、5年前の東日本大震災では津波の大きな被害を受けた。その時も宮城県に本社をおくウジエスーパーは、ただちに営業を再開し、全従業員が「食」というライフラインを懸命に守り通した。この5年の間に南三陸町では病院の建設、学校の復旧、南三陸町地方卸売市場開設、三陸自動車道・志津川インターチェンジ開通など、インフラが着々と整備されつつある。人々の暮らしに商業施設の充実は必須の要件だ。

詳細は経済産業省出典の下記エクセル表を参照。

 ⇒大規模小売店舗立地法 (新設)届出の概要【2016年10月末】
 ⇒大規模小売店舗立地法 (新設)の届出件数【2016年10月末】

*上記の経済産業省の表は商人舎magazineのDATABASEにも掲載中。

検索ワード : 経済産業省 大規模小売店舗立地法 10月 ウジエスーパー 南三陸

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