西友ニュース|価格凍結「プライスロック」第10弾1800品目に拡大して開始
西友は、5月25日(木)から、対象とする食品・日用品の価格を6カ月間以上値上げしないプログラム「プライスロック」第10弾を開始した。
「プライス(price)=価格」、「ロック(lock)=錠」、つまり売価に錠をかけて、値上げしない作戦。ダイエー創業者の中内功さんの言葉でいえば「価格凍結」。それを5月25日から半年間、断行する。
そのアイテムは、今回の214品目の新規対象商品を含む約1800品目。全国339店の西友、およびグループ店舗とネット通販の「SEIYUドットコム」(http://www.the-seiyu.com)で継続展開する。
さらに新規対象商品214品目のうちの約5割にあたる110品目では、値下げを実施する。
〈西友新座店〉
原料高や円安などの影響で、食品・日用品の値上げが相次ぐ。そんな中、第10弾では、市場で値上がり傾向が顕著な乳製品や、原材料の小麦価格が高騰しているパンや麺類などを、新規対象商品に追加した。
2015年3月の第1弾では200品目からスタートした「プライスロック」作戦。延長している商品を加えると、対象品目数は過去最大の1800品目規模となる。
延長商品のなかには、市場で原材料が値上がりしているおむつ、食用油なども含まれている。つまり市場の動向に左右されない低価格を、徐々に広げ、充実させつつ提供する。西友の「プライスロック」は、米国ウォルマートのエブリデーロープライスの「ロールバック」と同じ考え方だ。エブリデーロープライスこそ「価格凍結政策」で、その凍結した価格からさらに強烈なディスカウントをするのが「ロールバック」である。
第9弾の「プライスロック」は、今年2月23日(木)から350品目を新規対象商品に追加し、そのうち5割以上にあたる201品目は値下げを断行している。この第9弾は、前年比で2桁以上の増加を記録するなど好調に推移している。
この西友の「プライスロック」に刺激されて、同様のディスカウント施策で追随する企業も当然ながら現れる。ディスカウント旋風が吹き荒れる、暑い夏になりそうだ。
西友は第10弾で勢いをつけて、今夏の中元商戦においても売上げの最大化を狙う。
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