セブン-イレブンnews|発注端末GOTにカメラ機能内蔵して2つの現場改革

(株)セブン‐イレブン・ジャパン(東京都千代田区、古屋一樹社長)は、全国のセブン‐イレブン約1万9600店舗に導入している発注端末GOTに、新規にカメラ機能を内蔵して、IT革新を果たす。昨年からNECと共同で開発してきた機能を、今月7月から全店に本格導入する。

GOT(Graphic Order Terminal)は1990年9月に、NECと共同開発し、セブン-イレブンの優位性の一翼を担ってきた。そのGOT端末の内蔵カメラを活用して、二つの新しい現場改革を果たす。第1が商品の陳列状況を店舗内で共有する機能、第2が店舗業務、設備のマニュアルを検索できる教育ツールを提供することで、店舗での発注精度向上と生産性向上を目指す機能だ。

第1の商品陳列画像を店舗内で共有することは、これまでメモや口頭で共有されていた情報が、具体的かつ正確に把握され、発注業務における商品販売数などの仮説検証の精度向上に役立つ。画像は、これからの店舗オペレーションに欠かせない情報である。

第2は、従業員向けの教育・研修コンテンツや店舗マニュアルをデジタル化して、GOT画面上で確認できるようにする。これによって、情報の更新と管理が正確になり、容易になる。従業員が作業をしながら参照できるから、店舗における生産性向上を図ることができる。

今回の機能強化によって、加盟店における“働き方改革”につながる。将来的にはGOT端末とAI・IoT技術を組み合わせて、店舗設備管理との連携や従業員の習熟度管理、多言語化など外国人従業員への対応も検討する。IT革命は日本最先端を行くセブン-イレブンの現場で始まった。

検索ワード:セブン‐イレブン・ジャパン 加盟店支援 GOT 発注端末 NEC

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