リドルnews|6/15米国東海岸に10店舗同時オープン、旋風巻き起こすか

ドイツのLidl(リドル)が、6月15日(木)に、アメリカ東部のバージニア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州で10店舗をオープンした。

計画では20店の開店を予告していたが、まずは10店舗の開設となった。しかし2018年6月までには、東海岸で約100店舗を展開すると発表している。

リドルはリミテッドアソートメント型(品揃え限定型)のボックスストア。ヨーロッパを中心に世界27カ国で1万店舗を展開する。
すでに米国進出をしているアルディと同じフォーマットで、アルディが最大の競合相手でもある。アルディの店舗サイズが1万2000~1万5000平方フィート(約330坪~420坪)であるのに対し、リドルの店舗面積は2万平方フィート(560坪)と、2倍以上のサイズだ。店舗サイズにはバックヤードも含まれるから、実際の日本流にいう売場面積は500坪弱である。

フロリダを本拠地としているパブリックスの店舗は2万5000平方フィート~6万平方フィート(700坪~1700坪)だから、一般的なスーパーマーケットに比べれば小型のディスカウンターと判断していい。

品揃えはスーパーマーケットと同様のフルラインで、ミートとシーフード、グロサリー、冷凍食品、べーカリー、飲料、ビール・ワイン、ヘルス&ビューティなど3650アイテムの商品を揃える。

「サプライズ・アイル」と呼ばれる中央のプロモーション通路では売り切れ御免の特売商品が並べられる。これはアルディも同じ手法をとる。

パブリックスがフロリダから北上し、2017年夏にはバージニア州リッチモンドに出店する計画で、地元のスーパーマーケット「マーティンズ・ストア」19店舗のうち10店舗を買収したと報じられている。アルディもまた、リッチモンド地域で11店目を展開する。

アルディVSリドルのドイツ組同士の闘いだけでなく、リミテッドアソートメントストア「アルディ&リドル」VS「パブリックス」の競争の構図も見えてきた。さらにウェグマンズがノースカロライナ州に南下すると言われている。東海岸の闘いは熱い。

検索ワード:リドル アルディ パブリックス ウェグマンズ

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