Weekly Review|5月度既存店出揃う/気温上昇で衣食住各業態とも前年越え

5月度のチェーンストア各社の既存店業績が出揃った。5月はゴールデンウィーク、母の日の需要、後半から全国的に気温が上昇したことで食品、衣料品、住居品全般で前年超えの企業が目立った。

総合では、イオンはミニストップを除く主要小売企業が前年伸びとなった。とくに総合業態主力のイオンリテールは5.9%増、イオン北海道4.3%増、イオン九州3.4%増と好調だった。スーパーマーケット業態のフジが3.3%増と4カ月ぶりの前年伸びとなった。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は8.1%増。ディスカウント事業、ユニー事業とも前年伸びとなった。

トライアルホールディングスは7.2%増。全カテゴリーが前年を上回った。イズミは4.5%増。

スーパーマーケットは5%以上増の企業が並ぶ。アークスが5.3%増。既存店売上げ5%以上の増加は2026年に入り初めて。2025年にもない高い伸びとなった。

ヤオコーは5.5%増、マミーマートは5.2%増。バローホールディングスはスーパーマーケット事業のバローが7.6%増となった。

サミットは3.0%増。住関品・衣料品は前年割れだが、食品が全体を底上げした。ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)が2.1%増。マルエツ、カスミ、いなげや、イオンフードスタイルの4社が揃って前年超えとなった。

ハローズは3.7%増。45カ月連続のプラス。客数は2.8%増。リテールパートナーズは既存店売上高が2.6%増で、39カ月連続のプラス。

衣料品では、ユニクロが10.1%増の2ケタ伸び。客数も8.4%増だった。GW商戦や感謝祭が集客を押し上げた。

しまむらはファッションセンターしまむら6.7%増、アベイル8.4%増、バースデイ3.5%増と、全フォーマットで前年を上回った。Tシャツや接触冷感アウターなど婦人アウターや肌着「FIBERDRY」シリーズが売れた。また、外出ニーズの高まりで服飾雑貨が伸長した。

ドラッグストアはツルハホールディングス、マツキヨココカラファイン、コスモス薬品をはじめ主要11社がすべて前年伸びとなった。とくにクリエイトSDは6.7%増と好調だった。

ホームセンターはDCMホールディングス、コーナン商事、コメリなど主要8社すべてが前年伸びを確保した。中東情勢の影響から石油由来商材が好調だったためで、コーナン、アークランズ、ナフコが2ケタ伸びとなった。

コンビニはセブン-イレブンが2.7%増、ローソンが3.5%増、ファミリーマート1.2%増となった。

百貨店は三越伊勢丹、阪急阪神、高島屋が前年を上回った。インバウンド需要の回復と、初夏物商材の動きが堅調だった。

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